できることをつなごう

世界保健機構（WHO）の2014年版「世界保健統計」の発表によると、日本人の平均寿命は84歳（女性87歳、男性80歳）となっています。団塊の世代が75歳以上になる2025年には全国で65歳以上の方が30％を超えるとされています。
私たちが住む天草の65歳以上人口はすでに30％を超えており、地域によっては50％以上の所もあります。2035年における天草の15歳から64歳の人口の予測では、現在の6割程度になるといわれており、働き手の人口減少も大きな問題になってきています。
厚生労働省が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体化に提供される「地域包括ケアシステム」の考えを打ち出して、数年が経過しています。「地域包括ケアシステム」は市町村や都道府県が地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。つまり、行政や保険に頼りすぎない地域モデルを、いち早く地域で作ることが重要となります。
健康寿命を延ばし、介護が必要な状況になっても色々な人の関わりで、自立した生活ができる地域づくりを目指して、NPO法人「つなぐ」は、地域のみなさまが自ら住み慣れた場所で、人生の最期まで安心して生活することができるように、「地域のみなさんができること」をつなげていきたいと考えています。

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